■銀行における保険の窓販状況
日本版ビックバンの最終章としての銀行による保険の窓口での販売が2002年から先行的に解禁され、2007年全面解禁へと移行した。
「貯蓄から投資へ」の流れの中で、変額年金商品・外貨建て商品が順調に販売額を伸ばし、銀行における役務収益(販売手数料)拡大のおおきな柱として育ってきたといえる。
一方で、解禁に伴う生みの苦しみとも言える厳しい制約条件をともなった「弊害防止措置」も採られることとなった。銀行にとって最も関係の深い融資先企業に対して法人や代表者に対して保険販売ができないこと、さらに融資先が中小企業の場合は従業員までも販売対象から除外することなど、事前の販売禁止先確認業務をふくめて非常に制約がおおい解禁となってしまった。
生損保業界が自社のマーケット、販売チャネルの保護のために圧力をかけて「網をかけた」措置であったが、現在の銀行における年金等の販売額の急増を見ると、保険会社としてももはや銀行チャネルは戦略上決して無視できない存在であり、今後の一層の販売拡大には制約条件などの早期撤廃が課題となろう。





